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リハビリ情報局

脳梗塞の後遺症とは?しびれや言語障害などの症状、治療・改善方法を学ぶ

2018.07.02

 

こんな方にオススメの記事です

・脳梗塞の後遺症の種類や症状ついて知りたい
・後遺症の治療法を知りたい

 

脳梗塞の後遺症とは

脳梗塞とは、脳卒中という脳の血管に何らかの障害が起こる疾患のうちの一つです。脳梗塞はその中でも、脳の血管が詰まることによって起こる疾患です。この脳梗塞を発症してしまうと20%の方がお亡くなりになり、残り80%の方は何らかの後遺症が残ると言われています。
脳梗塞の後遺症とは何か?脳梗塞の後遺症にはどのような種類があるのか?また脳梗塞の後遺症の治療法・改善方法などについて説明していきます。

 

脳梗塞の後遺症の種類、症状

脳梗塞を発症すると、多くの方が後遺症を残してしまいます。後遺症の種類には体の麻痺や言葉がしゃべりづらくなる言語障害など様々な症状として現れます。
後遺症の違いは脳の損傷部位によって変わります

 

意識障害

意識障害とは、周囲の呼びかけに対して反応が鈍くなったり、周囲の状況が把握できない状態となることです。重症化するとほぼ寝たきりになってしまい、刺激に対して全く反応がなくなることもあります。
脳出血の方が重症化する傾向にありますが、脳梗塞でも損傷部位や重症度、治療開始時期によっては重度の意識障害を残すこともあります。

 

神経障害

脳梗塞の後遺症は大きく3つに分けることが出来ます。その中でも代表的な障害がこの神経障害です。脳の神経や細胞がダメージ・損傷を受けると神経障害を発症します。神経障害の中にも様々な種類の後遺症があります。

 

運動麻痺

主に錐体路(すいたいろ)に障害が起こると運動麻痺が起こります。錐体路とは脳から「こういう運動をしなさい」という命令が通る道のようなものです。ここが障害されると様々な形で運動麻痺という後遺症として残ります。
運動麻痺が起こると体の一部あるいは大部分が思うように動かなくなってしまいます。多くは片麻痺といって体の右半分あるいは左半分の手足が動かなくなるものです。単麻痺と言って手足のうちの一か所のみに麻痺が残るケースもあります。
脳ではなく脊髄梗塞など脊髄の障害では、対麻痺と言って両方の下肢などに麻痺が残ることもあります。

 

【主な症状】
・まっすぐに歩けない
・腕が上がらない
・手足に力が入らない
・文字がうまく書けない
・口から食べ物がこぼれてしまう
・箸がうまく使えない
・口の端が垂れ下がる

などがあります。
重症化すると立ち上がることが難しくなり、寝たきりになってしまうこともあります。

 

感覚麻痺

感覚を司る部位に損傷が起こると感覚障害・感覚麻痺という形で後遺症を残します。感覚を司る神経は運動をを司る神経に非常に近い場所に存在するため、運動麻痺による片麻痺などが発症した場合、ほぼ一緒にこの感覚麻痺がおこるといわれています。
感覚が障害されると、「熱いものを感じない」「触れている感じがしない」「手足がしびれる」という症状が現れます。この感覚麻痺ですが、運動麻痺と違いリハビリではなかなか改善しにくい後遺症であるといわれています。

 

嚥下(えんげ)障害

脳の中の延髄という部分に障害がおこると嚥下障害を引き起こすことがあります。嚥下障害とは食べ物や飲み物をうまく飲み込むことが出来なくなる症状です。食べ物などをうまく飲み込むことが出来なくなると誤嚥性肺炎を発症してしまうことがあります。

 

食べ物はしっかりと飲み込むことによって食道へと入っていきます。しかし、飲み込む力が弱いと手前の気管に入ってしまい、これが肺の中で炎症を起こし誤嚥性肺炎となってしまうのです。
誤嚥性肺炎は高齢者の死亡理由の中でも最も多い疾患の一つです。嚥下障害を起こしている方は本人はもちろん介護をする家族や介護者も十分注意して介助する必要があります。

 

脳卒中後の嚥下障害を改善するリハビリ方法

 

構音障害

構音障害とはうまくしゃべることができない、ろれつが回らないといった症状のことです。後述する言語障害とは違い、しゃべる口周りや舌の機能障害によって起こるものであり言語への理解・識字などは問題ありません。
延髄の障害によるのどの障害や、顔面神経麻痺により口周りの筋肉がうまく使えないなどの理由により構音障害が起こるとされています。

 

脳梗塞の構音障害の症状とリハビリ方法について

 

排尿障害

尿意があるのに出ない、あるいは排尿の意思がないのに失禁してしまうことです。尿失禁に関しては薬剤治療やリハビリで治療します。しかし、排尿障害・尿があるのに出ない障害の場合、応急処置として尿道カテーテルを留置し尿の排出をおこなう必要があります。

 

視覚障害

視覚障害には大きく分けて物が2重に見える・眼球をうまく動かすことが出来ない「眼球運動障害」と、視野の一部が欠けてしまう「視野障害」があります。
物が2重に見えてしまう「眼球運動障害」は、眼球の運動を司る動眼神経・滑車神経・外転神経麻痺が障害されることによっておこります。
「視野障害」は、見るための神経である視神経の障害によって起こります。視神経の障害部位によって目の片側しか見えなくなるなど、視野の部位も変わっていきます。

 

高次機能障害

高次脳機能障害とは大脳の一部に障害を受けたために起こる様々な障害の総称です。大脳は脳の中でも最も重要な部分の一つとされます。大脳の障害の部位・重症度により後遺症の症状は様々です。大脳の損傷による高次脳機能障害について詳細に説明いたします。

 

言語障害

言語障害には大きく分けて構音障害と失語症があります。構音障害に関しては前述のとおり「しゃべる」筋肉や構造的な問題による障害です。

 

一方で失語症とは大脳の言語中枢の障害によっておこります。
言葉とは大きく「理解」と「表現」に分けることが出来ます。
「理解」「表現も」もそれぞれ大きく2種類に分けられます。以下に障害による症状を挙げます。

「読む理解」が障害されると ・読んで理解することが難しい
・声に出して読むことが出来ない
・声に出して読むことが出来ても自分では理解していない
「聞く理解」が障害されると ・聞こえているが、内容が理解できない
・聞いたことを覚えていられない
・言葉をオウム返しで真似することはできるが理解はしていない
「話す表現」が障害されると ・言葉が出てこない
・言い間違える
・まわりくどくなる
・発音がたどたどしい
・地名や固有名詞が出てこない
「書く表現」が障害されると ・頭では浮かぶが文字に表せない
・書き間違う
・助詞を間違う
・文章にならない

といった症状がみられます。

 

記憶障害

記憶に関する障害です。
・自分のいる場所がわからない
・自分が言ったことをすぐに忘れてしまう
・年月日が分からない
・物の置き場所を忘れてしまう
といった症状がみられます。

 

認知障害(認知症)

いわゆる認知症です。認知症の原因には大きくわけて2つあります。アルツハイマー型認知症など脳の細胞が変性することによっておこるものと、脳血管に障害が起こることによって発症するものがあります。

 

脳血管性認知症では、アルツハイマー型認知症などと比較し判断力や記憶は比較的保たれるとされています。また「まだら認知症」といって障害されてしまう能力と障害されない能力がまだらに存在することが特徴です。
またBPSD(行動・心理症状)といって、認知症そのものによる症状ではないのですが、これまでできていたこと・理解できていたことが徐々にできなくなっている自分に対する焦燥感やいらだちから、異食行動や徘徊、幻覚などの症状が起こるといわれています。

 

注意障害

注意障害とは注意の量が減っている状態です。言動にまとまりがなく気が散りやすくなっています。今まで出来ていたこともミスが多くなってしまったり、時間がかかったりしてしまいます。また身の周りの出来事や社会的な事柄にも、あまり関心を示さなくなってしまうこともあります。

 

失行症

失行症とは運動麻痺がないのにある運動や動作・行為などが、うまく行えない状態です。やろうとする意欲はあるのですが、指示の内容が理解できず、また道具を渡されてもそれをうまく使うことが出来ません。服がうまく着られない「着衣失効」や、字の形が崩れる・積み木が出来ない・図形が書けないなどの「構成失効」、また簡単な動作や道具の使用が出来なくなる「観念運動失行」などがあります。

 

失認症

失認症とは目の前のものや聞こえてくる情報など、ある感覚に対する認知ができない状態です。目の前に物を差し出してもそれが何かわからない「視覚失認」、相手の顔が分からなくなる「相貌失認」、耳は聞こえるが語音だけ認知できなくなる「聴覚失認」などがあります。

 

遂行機能障害

行動を起こす、問題を解決する、といった状況でそれを遂行するために計画・立案・実行するといった一連の認知・行動機能に対する障害です。この遂行機能障害があると計画を立てたり、段取り通りに行動するために適切な手段をとるといったことが出来なくなります。

 

精神障害

脳梗塞を発症した後にうつ病を発症することがあります。「脳梗塞後うつ」という状態でリハビリや投薬治療などへの意欲が減退してしまいます。また自身に対して非常にネガティブなイメージを持ったり、リハビリ後の良くなっている自分が想像できず、治療・リハビリが不十分になってしまうこともあります。

 

後遺症の回復に向けた治療・改善方法

脳梗塞は、発症するとほとんどの方が後遺症を残します。脳梗塞の後遺症は改善するのに時間がかかります。また、これといった特効薬がないのも特徴です。この後は、脳梗塞の後遺症に対してどのような治療法・改善方法があるのか説明します。

 

リハビリ

脳梗塞の後遺症の治療のメインとなるのがこのリハビリです。これまでも見てきたように、脳梗塞には様々な後遺症の種類があります。脳梗塞のリハビリはその後遺症・症状・種類に加えて年齢や体力に応じて適切に行わなくてはいけません。医師の指導の下、国家資格である作業療法士理学療法士・言語聴覚士とともに自分もチームの一員となって全員で後遺症のリハビリにあたっていくことが大切です。

 

 

薬物治療

基本的に後遺症を改善する薬はありません。一部脳の代謝を改善することによる後遺症の改善を促す薬剤もありますが、やはり基本的な後遺症の改善のための治療はリハビリが主体となります。その為、脳梗塞の薬剤は再発防止を目的としています。

 

血栓を作らないようにする薬や血液をサラサラにする薬は、脳梗塞を発症した方はほぼ皆さん内服する必要があります。
また脳梗塞の原因となった糖尿病や高血圧、高脂血症(脂質代謝異常症)の治療も引き続き必要となります。

 

漢方

脳梗塞の後遺症に漢方薬が使用されることもあります。一般的な内服薬と比較して、漢方薬は安全性が高いとされており、また適切に処方された漢方薬は予想外の効果を発揮することもあります。

 

桂枝茯苓丸や五苓散などは脳の機能回復・代謝改善にも効果があるとされていますが、漢方の処方は奥が深く万人に効果があるわけではありません。漢方の専門医は、独特の診療方法でその方に合った漢方薬を処方していただけます。もし、脳梗塞後の後遺症に対して漢方薬を試してみたいという方は、漢方専門外来を受診されることをお勧めいたします。

 

鍼灸

鍼灸も漢方と同様に比較的安全性が高く、また適切な治療を施すことによって予想外の効果を発揮することもあります。まだまだ、科学的な全容は解明されていませんが、脳梗塞の遺症悩まれている方の多くが、改善の効果を実感されてます。なかなか後遺症が改善しないとお悩みの方は、一度脳梗塞を専門とされている鍼灸師の先生にご相談されるのもいいかもしれません。

 

医師からの一言

脳梗塞で一番重要なことは、脳梗塞を発症させないことです。日頃から日常生活を正し、定期的に健康診断を受け、脳梗塞のリスクとなるような生活習慣病があるならきちんと治療をしましょう。

 

近年、脳梗塞に対するリハビリテーションはかなり技術的に進化しており、またエビデンスも着実に構築されてきています。脳梗塞後遺症は、適切にリハビリを行うことによって、今まででは考えられないほど改善することが可能となりました。

 

しかし脳梗塞後遺症には様々な種類があり、また年齢や体力、性差によって適切に選択・施行する必要があります。ぜひとも脳梗塞のリハビリの経験を十分に積んだ医師、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の元、しっかりとリハビリを行い一日も早くこれまでの自分を取り戻していただけたらと思います。

監修

脳梗塞の後遺症とは?しびれや言語障害などの症状、治療・改善方法を学ぶ

金子 俊之

医学博士
とうきょうスカイツリー駅前内科院長

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