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リハビリ情報局

脳梗塞の構音障害の症状とリハビリ方法について

2018.11.22

構音とは、舌や口を使用して音を発生する事を言います。一言に構音障害と言っても、子供が育っていく過程で誤った発声方法を取得してしまう事で生じる「機能性構音障害」や口の形が変形して生まれた事で生じる「器質性構音障害」など様々な構音障害があります。今回は、脳梗塞後に麻痺などの影響によりみられる「運動性構音障害」についてお伝えします。

 

こんな方にオススメ

・構音障害のことを詳しく知りたい方
・自宅でのリハビリ方法を知りたい方

 

運動性構音障害とは?

人が言葉を話す際、ただ何気なく話しているようですが、様々な神経や筋肉を使用し発語を行っています。

そんな話す為の神経や筋肉に異常が起きてしまい「話す内容に間違いはないが、呂律の回らない話し方」になってしまうのが運動性構音障害です。

 

どんな話し方になるの?

呂律が回らない。というと何となく酔っ払いの人が話している姿が浮かぶ方もいらっしゃるのではないでしょうか?実際は、それとは違う症状がみられます。

 

例えば、「タ」と言いたいのに舌のコントロールが上手くいかずに「カ」と言ってしまうんです。

日常生活でこれがおきると相手の名前を「タナカ」さんと呼びたいのに「カナカさん」と言ってしまうなんて事になります。

 

その他にも・・・

◆発話時の強弱のコントロールができなくなる(突然声が大きくなる、もしくは小さくなる)

◆話す速さが異常に遅くなる

◆発声する言葉が歪んでしまう

などの症状が挙げられます。

 

構音障害は治るの?

そもそもこの症状の大きな問題は、「脳梗塞により発声するための筋肉を動かす前段階である神経が侵されてしまうこと」にあります。残念ながら現在の医療では、脳梗塞後に失われた神経機能を復活させる事はできません。その為、構音障害そのものを治す方法は現状存在しないのです。しかし、リハビリを行う事で発話がハッキリとしたり、新しい話し方を習得するなど、構音障害の症状を改善することができます。

 

構音障害のリハビリ

構音障害の領域では、一つの代表的な訓練を行うよりも、各言語聴覚士がご利用者様の状態を評価し、個々に合わせたリハビリを行います。

 

主なリハビリ

・呼吸訓練※1

姿勢を正して、深呼吸を行う訓練です。息す吸う時は鼻から大きく、吐く時は口からゆっくりと吐き出します。その際、息を吸う時にお腹を大きく膨らませ、吐く時にへこませる事を意識します。

 

・口、舌の筋力トレーニング

口を大きく開ける→閉じる、舌を思い切り前に出す など

 

・発声訓練(音読など)

音読時に舌の位置に意識を向けて発声します。


リハビリ前に大切なこと

個々の状態に合わせたリハビリを立案するのはもちろんですが、ただやみくもに上記のリハビリを行えば良いという訳ではありません。呼吸・発声をするには筋肉の動きが重要となります。筋肉の力を最大限に活かす為にも、まずは筋肉を適正な柔らかさにする事が大切です。その為には、筋力トレーニング前に必ずストレッチを行います。

 

ご自身で簡易的なストレッチを行うのはもちろん大切ですが、ただ首周りのストレッチをするだけでなく、首や顔に繋がる大きな筋肉をセラピストがしっかりストレッチしてからの方がその後のリハビリがスムーズとなります。

 

 

自宅でもできるリハビリ方法

上記に記載した方法はご自宅でも実施可能です。
手順を守って行う方がより効果が表れやすくなります。

※必ず主治医、言語聴覚士にご相談ください。

 

①ストレッチ

 ・胸を斜め前に出してから後ろに引く

 ・肩をすくめてからゆっくり下す(耳から肩を遠ざける)

 ・首を真横に倒す(左右)

 ・首を斜め前に倒す(左右)

 ・首をゆっくり前後に倒す

 ※全て深呼吸を行いながら行って下さい。

 

②深呼吸

詳しくは上記の「呼吸訓練」を参照ください。

 

③口・舌のトレーニング

 ・口を大きく開けてからゆっくりと閉じる

 ・舌をできる限り前に出す

 ・舌を左右に動かす

 ※ご自宅で簡単に舌の筋力トレーニングが行えるアイテム

  ペコぱんだ http://orarize.com/pekopanda/

④発声訓練

 ・力を抜いて発声するか発声を意識して本などの音読を行う

 

ご家族の方へ

ご本人様にとっても伝わらない事や上手く言えない事は大変ストレスな事です。それは、話しを聞くご家族様も同じと思います。リハビリで最も必要な事は『少しの余裕』です。出来ない事ばかりが目につきやすくなりますが、少しでも出来る事や綺麗に発音できる音を探してそこを伸ばすように考えてみて下さい。

 

専門家からの一言

先に記載した通り、構音障害へのアプローチは個人で大きく異なります。発声訓練を行うにしても力を抜いた方が良い場合と力を入れた方が良い場合があり、誤った方法はかえって状態を悪くする可能性があります。

 

自主トレーニングを行う前にまずは主治医、または言語聴覚士にご相談下さい。

 

 

「参考文献」

廣瀬肇 他 言語聴覚士のための運動性構音障害学 医歯薬出版.2001

椎名英貴 Dysarthriaの治療 聴能言語学研究12-3/p175-182(1995)

大岡貴史 日常的に行う口腔機能訓練による高齢者の口腔機能向上への効果 口腔衛生学会誌58:88-94.2008

三枝英人 構音器官の運動性から考える 音声言語医学48:231-236,2007

「参考URL」

http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/brain/pamph112.html

 

 

監修

原美悠紀

日本言語聴覚士協会所属

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